winget

Windows用のパッケージマネージャーのwingetを使ってみました

Windows用のパッケージマネージャー「winget」

2019年5月19日に、MicrosoftからWindows用のパッケージマネージャーのプレビュー版が公開されました。
公式の情報は以下の通りです。

Windows Package Manager Preview

公式リポジトリ

microsoft/winget-cli | GitHub

winget

wingetのインストール方法

インストール方法は、以下の3つ。

  1. Microsoft Storeを利用する
  2. GitHubのReleaseにあるappxbundleを手動で実行する
  3. 自分自身でビルドする

以下、
「Microsoft Storeを利用する」場合と、
「GitHubのReleaseにあるappxbundleを手動で実行する」場合の説明です。

Microsoft Storeを利用する場合

Microsoft Storeで「installer」などと検索する。
「アプリ インストーラー」をクリックする。

Microsoft Store

入手ボタンをクリックする。

アプリ\u3000インストーラー

GitHubのReleaseにあるappxbundleを手動で実行する場合

microsoft/winget-cli | GitHubの「Release」をクリックする。

GitHub TopPage

appxbundleをダウンロードする。

GitHub Release

appxbundleをダブルクリックし、実行する。

appxbundle 1

途中画面。

appxbundle 2

完了画面。

appxbundle 3

インストール完了確認

PowerShellでwingetと入力してみると、バージョンや使用できるコマンドが表示されました。

winget installed

wingetの実行

とりあえず使うには、installとshowを使えば良さそうなので、実際に使ってみました。

まずは、winget show。
これで、アプリケーションに関する情報を表示します。

以下の通り、思ったより多くのアプリケーション名が表示されました。

winget show

次に、winget install。
一番上にあるので、試しに7Zipをインストールしてみました。

プログレスの表示がされて、インストール成功しました。

winget install

実際にインストールされていることを確認しました。

7Zip installed

他にも以下のコマンドも実行してみました。

winget install terminal
winget install powershell
winget install powertoys

Windows Terminalもインストールできました。

Tarminal

まとめ

Windows用のパッケージマネージャーのwingetを使って、
実際にいくつかのアプリケーションをインストールしてみました。

今まで、ChocolateyやScoopやPackageManagementなど
Windowsにもいろいろなパッケージマネージャーがありました。

今回のwingetが整備され、
パッケージマネージャーとしてデファクトスタンダードになると、
開発環境の構築が楽に&楽しくなるかもしれませんね。

Homebrewなどにはあるlistやupdateやuninstallなどの機能はまだ実装されていないようです。
それらが実装されるv1.0のリリースが楽しみです。

V1 –list The client should be able to tell you what Apps are installed
V1 –update The client should be able to update one or “all” installed Apps
V1 –uninstall The client should be able to uninstall Apps

Windows Package Manager v1.0 Roadmap

確認環境

Windows 10 バージョン1903


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