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「そして誰もいなくなった」の感想

アガサ・クリスティー (著)「そして誰もいなくなった」を読みました。
かなりおもしろかったです。
正直、最近読んだ「十角館の殺人」よりも、楽しめました。

アガサ・クリスティーの本を読むのははじめて。
読む前はもっとお硬い内容だと想像していましたが、
まったくそんなことはなく、ちゃんとエンタメなミステリでした。
よかったです。


「十角館の殺人」と比べて、
「そして誰もいなくなった」を読んで感じたこと。

  • キャラが立っていたのが良かった
    「十角館の殺人」では孤島の登場人物がみんな学生だったのに対して、
    「そして誰もいなくなった」では孤島の登場人物がいろいろな職業の人物であり、個性が際立っていたと感じました。
    その結果、「十角館の殺人」とは違い、
    ミステリのギミックやトリックのために登場人物が喋らされている感がないように感じました。
  • ちゃんと絶海の孤島ものだったのが良かった
    「実は島と往来できてました」なんていうことはなく、
    ちゃんと島の中で事件が完結しているのが良かった。
  • 法で裁けない人たちを裁くというテーマがあって良かった
    単なる復讐劇ではないテーマ性があって、よいと思いました。

ここまで書いて思ったこと。
本書のような完成度が高い絶海の孤島ものの傑作あると、後世の作家は大変なのかもしれない。
なぜなら、どうしても比べられてしまうから。
だから、ミステリのギミックやトリックに力を入れたりしないといけないのかも。
そう考えると「十角館の殺人」のつくりにも納得ができてきます。
昔、同じ様な絶海の孤島ものだったはずの「クビキリサイクル」を読んだのを思い出しました。
だけど、どんな内容だっただろうか。覚えていない。ちょっと気になってきました。
ただし、シリーズものだから読み直すのは、ちょっと気合が必要ですね。

「十角館の殺人」の感想


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